検査事務所便り
性能検査時における事例紹介⑤
(エロージョンによるトラブル例)
蒸気中に含まれるドレン水滴が、蒸気と共に高速で流れるとき、これが配管等の曲がり部や絞り部で高速のままぶつかり、金属表面を削り取り、摩滅していくものです。
ウォーターハンマーを併発して機器を破損させる場合もあります。
【事例1】 スイング式逆止弁のディスクが脱落
【事例2】グローブ弁の弁座が摩滅
【事例3】熱交換器Uチューブ曲がり部の穴あき
防止対策
蒸気中に含まれるドレンをドレントラップ、セパレーター等で排出させることにより、乾き蒸気を供給する。
配管径を太くして蒸気流速を下げることが有効な場合もあります。
-トラップは正常に作動していますか?
-通気中にカンカンと異音がしませんか?
-温度上昇時間が以前より長くなっていませんか?
この様なときは要注意です!!
愛知労働局からのお知らせ
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